当教室の博士課程のブラジル出身の国費留学生であるエフレン ダーヴィラ フェヘイラさんに、日本での生活をまとめていただきました。研究活動に加えて、日本での研究以外の活動についてもまとめていただいております。ぜひ、ご覧ください(原文の英語バージョンに加えて、最後に和訳した日本語バージョンがあります)。
When I came to Japan, my goal was to interact with native speakers in order to improve my Japanese and make connections. So, I registered with a volunteer organization and started volunteering as a gardening volunteer at a cultural facility. The other Japanese volunteers were a bit surprised to see me because I was a foreigner. However, they were very kind and I was even invited to have lunch in one of the volunteer’s home and watch a performance of Taiko. Furthermore, I also play the piano in a band I formed with a foreigner friend and enjoy eating at Izakaya and travelling around Japan.
After graduation, I plan to pursue a career in Japan. Currently, my goal is to publish more papers which could increase my chances of obtaining a post-doctoral scholarship and continue my research in Niigata. At the same time, I am exploring other possible opportunities for work in Japan.
<日本語訳>
ブラジル出身のエフレン ダーヴィラ フェヘイラです。栄養学を専門に研究しています。国費留学生です。
2019年、私は日本で研究するために、日本の文部科学省の国費留学生試験を受けました。日本の高齢者集団における抗酸化状態と長寿の関連性を研究したいと思っていたからです。試験に合格したと知ったときは、感激しました。将来の指導教官である曽根博仁教授にメールを送り相談したところ、このテーマは過去に研究されているとのことで、栄養学を学ぶ機会を快く提供してくださいました。現在の研究内容、研究以外の活動、将来の展望についてお話します。
研究活動
2020年12月14日、私は新潟に到着しました。最初の任務は2型糖尿病患者のデータベースを用いて、肥満と各種栄養素の摂取量の関係を分析することでした。私の最初のテーマは、食事中の鉄摂取量と肥満の関連についてでした。いくつかの先行研究では矛盾する結果があるため、本研究では異なる食品群で調整した上で、異なる年齢層における鉄の摂取量を探ることを目的としました。その結果、鉄の摂取量が肥満と関連するのは最も若い年齢層のみで、大豆や野菜の摂取量の影響を取り除いた後であることがわかりました。タンパク質と肥満に関する2つ目の論文は、現在、栄養学雑誌への掲載に向けて審査中です。現在は、メタアナリシス研究の対象となりそうなテーマを模索しているところです。
研究以外の活動
私は、より多くの日本人と交流して日本語を上達させ、人脈を作りたいと思っていました。そこで、ボランティア団体に登録し、文化施設での庭掃除ボランティアを開始しました。他の日本人ボランティアは、私が外国人であることに少し驚いていました。しかし、とても親切にしていただき、ボランティア仲間のお宅でランチをご馳走になったり、和太鼓の演奏にお誘いいただくなど、友人を増やすことができました。また、外国人の友人と結成したバンドでピアノを弾いたり、居酒屋で食事をしたり、日本各地を旅行したりすることも楽しんでいます。
今後の展望
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